あの日にかえりたい
(前回までのあらすじ)
夜中に目が覚めて偶然つけっ放しのテレビに映し出された鮎川まどか。その後、失われていた歴史を補完すべく、原作、テレビアニメ、OVAと順に攻め、いよいよ『きまオレサーガ』のクライマックス!...2本の劇場版へと侵攻していくkmrであった―ーーーー
さて、偶然テレビ版アニメに出会ったことによる原作(文庫版)読破から始まった「きまぐれオレンジ☆ロード」(以下きまオレ)ライフ。どっぷり浸かって色々ネットで調べていくと、未だDVD化されていない、レアな作品があるらしい。
1988年公開の劇場版一作目、「あの日にかえりたい」は、原作が好きなファン、アニメが好きなファン、両方の逆鱗に触れた。
実際にはテレビ版の時系列を踏襲しながらも、話の展開はそれまでのきまオレではありえないようなシリアスなモノで、まどかにせっつかれてひかるを徹底的な冷酷さで突き放す恭介、まるで脇役みたいな扱いのまどかと、終いには『同人映画』とまで罵られ、原作者のまつもと泉本人が不快感を表明するなど何かといわくつきな映画。
原作とアニメ、どちらの世界観ににも属さない鬱なパラレルワールド展開するわけだが、これって、自分が同じ状況に置かれたら普通にやることなんだよなあ…。ただ、これが許せないのって、結局、まどかのことが一番好きだと言う気持ちはゆるぎないのに、恭介自身の”優柔不断さ”が、このままの三角関係が続けばいいという日和見で、自分から動いたのではなく、まどかに決断を迫らせた結果の事なのでその辺りは、シナリオをやった寺田憲史の嗜好というか、恭介のそれまで優柔不断のキャラを重視しつつ消化不良気味だったテレビ版への決着をつけるみたいな側面があったかもしれない。ひかるが主役で悲劇のヒロインを演じ、あとはおまけみたいになってしまったところが残念ですな。
ま、偉そうに語ってますが、これを見たのが劇場公開からは既に21年が経過した今現在と言う事で、これはこれでいいと思ってます。とにかくたかがアニメなんで、そんなに熱く語るのもどうかとは思うけど、10代の頃に無意識のうちに自分の中で切り捨てていた、あんなに好きだった、まどかへの懺悔とでも言うか、自分は一体どうしちゃったんだろうな…なんて思ってますけどwww
この劇場版が公開されていた頃と言うのは、もういい歳だったし、アニメなんてほとんど見ていませんでしたが唯一見ていたのがOVAの『湘南爆走族』。自分的には眼鏡萌えの元祖、”津山さん”が、まどかのCVと同じ鶴ひろみさんだったんですね。
”湘爆”は、当時かなり好きで、12作あるOVAは10年がかりですべて見たんですが、きまオレのアニメをはじめてみたのがつい最近の事で、まどかが鶴さんだったとは知らず、”津山さん”好きだった自分は、鶴さんの声がきっかけできまオレにどっぷり嵌った原因でもあるとおもってます。
声優が誰とかっていう考えはついつい最近の事なんで、それほど興味のある分野ではなかったんですが、ドラゴンボールのブルマ、湘爆の津山さん、そして鮎川まどかと、気の強い、それでいて繊細な大人っぽい役をやらせたらナンバーワンの、鶴さんの声に惚れてしまっていた。
古谷徹、鶴ひろみ、原えりこと、きまオレキャストの同窓会みたいなOVAのDVDボックスセットの特典映像があって、その中で、髪を伸ばした鶴さんが、何かしゃべるたびその姿が鮎川に見えてしまっていたオレは、目がおかしいんだろうか?…
さて、これできまオレにも決着がついたと思いきや、本当の決着は、現実世界で8年後の1996年へと…
次回は、『あの夏のはじまり』であるワケであり…
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